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takumakoのブログ
fx-5800Pツール開発
fx-9860GⅡプログラム関数電卓の修理
ヤフオクで電源が入らないfx-9860GⅡを落札した。
本体の他にSB-62リンクケーブルやアプリCDが付属していた。
早速電池を入れリセットし、電源ONしても画面に何も表示しない。
そこで分解した。

0.jpg
分解したついでに、ケースやキーを洗浄した。

1.jpg
電池ホルダー電極部分に緑青が出ている。特にマイナスラインの腐食が激しい。
電池マイナス極から離れているマイナスラインの銅パターンまで溶けていて(電気分解?)、電源ON/OFFする「AC」キーが全く反応しない。
その他数ケ所、銅パターンやスルーホールも溶けていた。

2.jpg
電極が錆びている部分の拡大写真
かなりひどい。一瞬修理を諦めようかと思った。

3.jpg
基板をアルコール洗浄した後、電源ラインは電流が多く流れるためジュンフロン線を使い、
細いパターンの補修はイヤホンコードからエナメル線を抜き取ってジャンパー線とした。
スルーホールは細い銅線をスルーホールの痕跡の穴に通し、基板の表裏から半田を流し込んで復活させた。
ここで半田を盛り過ぎるとキーパットに干渉するため、極力基板面から出ないようにした。
そして電源をONにすると・・・・・・・

4.jpg
見事に復活した。

本体にほとんど傷がないのは、元の持ち主が電池を入れっぱなしで、長期間使ってなかったからかも知れない。

外観は新品同様だ。




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